交通事故トラブルに強い弁護士を探す

交通事故問題の解決をサポート・
交通事故に強い弁護士が見つかるポータルサイト

加害者が任意保険に未加入。賠償金はどこに請求できる?【交通事故お悩み相談室】

更新日: / 公開日:
弁護士が交通事故のお悩みにお答えします
弁護士の甲野裕大さんが交通事故にまつわるさまざまなお悩みにお答えします。今回の相談者は、追突事故の被害に遭ったものの、加害者が任意保険に加入しておらず、十分な賠償を受けられるのか不安を感じています。

目 次

1. 加害者が任意保険に未加入の場合、使える保険は?

2. 任意保険に未加入の場合の対応のポイント

今すぐ電話できる!無料相談OK事務所も!

朝日新聞社運営「交通事故の羅針盤」で

交通事故トラブルに強い弁護士を探す

朝日新聞社運営 「交通事故の羅針盤」 で

交通事故トラブルに強い
弁護士を探す

交通事故に遭ったとき、加害者が任意保険に加入していれば、基本的にはその任意保険から賠償を受けることが可能です。

しかし、加害者が保険に入っていなかった場合、どうすればよいのかわからないというケースも少なくありません。

今回は、加害者が任意保険に未加入だった場合の進め方と、他に補償を受けられる方法について解説します。

1. 加害者が任意保険に未加入の場合、使える保険は?

交通事故に遭い、加害者に確認したところ任意保険に加入していなかった、あるいは期限切れで更新していなかった、というケースが残念ながら存在します。

加害者がけがの治療費などを支払う能力がない場合、補償を確保するための方法として以下が考えられます。

保険の種類

補償内容

上限額・注意点

自賠責保険

けがの治療費や交通費、休業補償など

けがは120万円、
後遺障害14級〜1級の各等級に応じ75万円〜4000万円、
死亡は3000万円が上限。自転車事故や物損は対象外

労災保険

通勤中や仕事中の交通事故による補償

任意保険とは補償範囲などが多少異なる

被害者自身の保険(人身傷害保険・
搭乗者傷害保険・車両保険など)

人身傷害保険・搭乗者傷害保険はけがなどの補償。
車両保険は自動車の修理費などの補償

契約内容や保険金の支払い基準による

【自賠責保険】
加害者が自動車やバイクを運転していた場合、強制加入保険である自賠責保険に加入していることがほとんどです。自賠責保険の保険会社に対して、けがの治療費や交通費、休業補償などを請求することができます。

ただし、自賠責保険は最低限度の補償であるため、上限額があります。超過分は自賠責保険からは支払われません。

具体的には、けがの補償(治療費・交通費・休業補償・入通院慰謝料などを含む)は120万円までです。後遺障害に関する慰謝料や逸失利益は等級ごとに限度額が異なりますが、最も低い14級の場合は75万円、最も高い1級(常時介護を要する場合)は4000万円が上限です。死亡に関する補償は3000万円が上限となっています。

なお、自賠責保険は自動車やバイクによる事故のけがに関する保険です。加害者が自転車を運転していた場合は対象外となり、車両の修理費などの物損も補償されません。

【労災保険】
通勤中や仕事中の交通事故の場合は、労災保険を使って補償を受けることができます。

補償の範囲や支給基準は任意保険と多少異なりますが、任意保険に請求できる項目の多くは労災保険でも請求することが可能です。

【被害者自身の人身傷害保険、搭乗者傷害保険、車両保険など】
被害者自身が保険に加入していた場合、自分の保険を利用して保険会社から補償を受けられることがあります。けがに対しては人身傷害保険や搭乗者傷害保険、自動車の修理費に対しては車両保険が利用できます。いずれも、契約内容に基づいた一定の範囲の保険金の支払いを受けることが可能です。

2. 任意保険に未加入の場合の対応のポイント

加害者が任意保険に加入していなかったことが発覚した場合、まずは自賠責保険に加入しているかどうかを確認しましょう。上限額はあるものの、自賠責保険を利用することで治療費の自己負担を抑えながら治療を続けられます。

当面の治療費を確保できたら、治療を継続しながら、労災保険や自分が契約している保険で利用できるものがないか確認しましょう。

自分で認識していなかったとしても、契約している保険に人身傷害保険が自動付帯していた(オプションとして自動的に加入していた)ということも少なくありません。契約した記憶がなくても、保険会社に事情を説明して、利用できる保険がないか、漏れなく確認することをおすすめします。

どの保険を利用して補償を受けるのがよいのか、対応に悩む場合は一度弁護士に相談することをおすすめします。

(記事は2026年11月1日時点の情報に基づいています。質問は実際の相談内容をもとに再構成しています)


今すぐ電話できる!無料相談OK事務所も!

朝日新聞社運営「交通事故の羅針盤」で

交通事故トラブルに強い弁護士を探す

朝日新聞社運営 「交通事故の羅針盤」 で

交通事故トラブルに強い
弁護士を探す

この記事を書いた人

甲野裕大(弁護士)

甲野裕大(弁護士)

甲リーガル法律事務所 代表弁護士
第二東京弁護士会所属、登録番号49939。医療分野のなかでも不妊治療分野の法律問題に注力するとともに、交通事故分野も多く取り扱う。これまで所属してきた法律事務所において、被害者側の弁護士としてだけではなく、加害者側(保険会社側)の弁護士としても多くの交通事故案件に携わった経験を生かして、双方の視点や考え方をふまえ賠償の見通しや方針を立てたうえで、適切な解決に向けて尽力する。型にはまった解決策ではなく、幅広い選択肢のなかから一人ひとりにとっての最適な解決を常にめざし、日々業務に邁進している。
甲野裕大(弁護士)の記事を読む
弁護士を探す
※「交通事故の羅針盤 弁護士検索サービス」への掲載を希望される場合は こちら をご確認下さい
朝日新聞社が運営する「交通事故の羅針盤」は、交通事故問題の解決をサポートするポータルサイトです
突然の交通事故で、「まさか」という現実に直面し、不安な日々を過ごしていませんか?
身体的な苦痛に加え、保険会社とのやり取りや補償内容への疑問など、金銭的・精神的な負担は計り知れません。私たちは、そんなあなたの心を少しでも軽くしたいという想いから、交通事故問題に取り組む弁護士を集めたポータルサイト「交通事故の羅針盤」を開発しました。
このサイトでは、交通事故問題の解決に役立つ正確な情報を提供するとともに、あなたの状況に合った弁護士をスムーズに検索できるサービスを通じて、あなたの「安心の道しるべ」となることを目指しています。
「まさか」の出来事をなかったことにはできません。しかし、その後の人生を少しでも心穏やかに過ごしていくために、頼れる専門家と共に進んでいくことは可能です。
「交通事故の羅針盤」が、あなたの未来を拓く一助となれば幸いです。
朝日新聞社運営の交通事故の羅針盤で交通事故トラブルに強い弁護士を今すぐ検索